シニアよりリハーサル風景をお届けします。

シニアよりリハーサル風景をお届けします。

ジゼルの2幕といえば
コールド（＝ウィリ達）の見せ場でもあるこのシーン。
暗い森に漂う霧を表現しているそうです。

ウィリとは、結婚前に亡くなった娘達の霊。
真夜中の森に現れては、
通りかかった男性を死ぬまで踊らせるという
恐ろしい一面を持っており、
真っ白い衣装のウィリ達が舞台に佇んでいると
不気味な美しさすら感じます。

そんなウィリ達のこのシーンは
キレイなアラベスクのライン、
体、足の高さ、列などを揃え、
なおかつ進む際にバウンドしないよう
まさしく霧のように移動しなければならないのです。
見た目以上にハード。

なので、このシーンでは見事に表現するウィリ達に
拍手が送られることがあります。
（本番拍手が起こったら嬉しいですね?）

「コールド＝周りにいる人」と
捉えられがちですが、そんなことはないのです。
作品を深く味わい感じていただけるのは
コールドあってのことで
コールドが美しければ美しいほどに
主役がより一層際立ち、
素晴らしい作品となるのです。

コールド初挑戦の子達をはじめ、
今回ウィリとして踊るシニアの人たち。
１つの作品を創り上げたときの
喜びのようなものを何かしら味わう事ができたら…

そんな作品になるよう
心からお祈りしております。

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